日本放送協会の秋冬インターン体験記(テクノロジーコンサルタント)_No.1031

お弁当屋になって、ほかの店と競いながら最大の利益を出す。プログラミングされた仮想空間で競うため、自店の経営戦略を考えるとともに、それをプログラム化する。

最終日に発表と競争、懇親会があり、それに向けて4日間プログラムを作る。毎日昼食時には現役社員が各班2人ずつ付き、自由に質問出来る。また、4日間自身ががチームにおいて、インターン全体において、何を考えてどんな作業をしていたのかを各班1人のメンターが観察しており、一人ずつ面接の機会を設けてくれる。それを元に、インターン優遇枠が決定される。

インターン優遇枠を貰えると、本選考のESとGD、一次面接が免除される。

現役社員の会社に対する率直な感想や、実生活の様子を聞くことができた。また、社風や働く人の雰囲気がよくわかるのでインターンはとても良い。

インターンのメンターが優遇枠に選出したこと、最終面接官が私にどんな印象を持ったかなどが人事を介して共有された。

学歴はもちろん、発想力や論理的思考力に長けた人ばかりだった。誰もが語学やプログラミングなど優れたポイントを一つ以上持っている一方で、それについてほとんど重視せず、周囲と関わろう、色んなことを吸収しようという気概があった。

自由に生きている。会社には自己実現のツール(制度や給与など)が揃っており、各々それらを組み合わせて、仕事以外の部分をしっかり充実させている。また、新人もすぐ現場に出されるので、大胆さと思い切りの良さ、感情的にならず温和に対応するメンタリティ、理不尽な説教などを聞き流せるハートの強さが求められるようである。

目的や成果などは、それを定義する個人によって様々に異なる。どんな定義にも理由があり、その全てを受け入れる姿勢が会社全体で示されていた。平等や共生がマニュアル化されないまま実現されるというのはどういうことなのかを肌で感じることができた。

普段から自分の思いを文章化したり誰かに話すことで、客観的に分かりやすい論理の組み立てを身につけておくと良い。また、万一通過出来なくとも人格が否定されたと思う必要は全くなく、自分に合った企業に必ず入れるので色々挑戦するくらいのゆるい気構えで受けると良い。