- 2019年1月
- 大阪府
- 1日間
ES
NHKの『三和人材市場』は私の留学生活を大きく変えた。番組が映したのは、農民工の不衛生な生活環境と人生に対する諦念、その日暮らしの若者の姿だった。貧困を知らない私は、その時初めて中国の貧困問題の一端を知り、衝撃で息が詰まった。彼らのことをもっと知りたい、生きる喜びを感じてほしい、そう思った私は農民工の働く農場や西域の貧困地域に出向き、現地の人の声を聞き始めた。聞くほどに知らない世界の存在を知り、もっと多くの人に伝え、共に考えたいと思うようになった。共に考え、世界をよりよく出来る番組を作りたい。本インターンシップでは、NHKでいかにその想いを実現できるのか、その具体的な働く姿を明確にしたい。
過疎化に伴う伝統行事の喪失により、その土地の繋がりが失われる問題に関心がある。花背では過疎化により松上げ祭事の場所が3か所から2か所に減り、多くの住民は火神へ捧げる祭事であることを知らない。しかし、地域の役員がぽつりと語った「祭事の意味を知ってるやつは少ないが、それでも地域と人を繋ぐものだから残したいね」という言葉は、いかに伝統行事がその地域にとって大切な繋がりの場であるのかを私に感じさせた。過去から未来への縦の繋がりと、今を生きる人の横の繋がりが交差する場であるこの祭事は、繋がりが薄まり孤立してしまう今だからこそ見直され、伝えていくべきものだと考える。
具体的に自分の体験を書くこと