- 2023年12月中旬
- オンライン
- 1日間
ES
提出締切時期 | 2023年11月上旬 |
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現在、自動車産業では省エネルギー化の実現のために軽くて高強度なCFRPをはじめとする材料を適材適所で用いており、異なる材料の接合が不可欠である。そこで装飾などの表面処理に用いられていて、常温・大気圧条件下で可能なめっきを接合に応用する新しい接合方法を提案し、実用化を目指して取り組んだ。ただめっきの所要時間が非常に長いという課題があった。そこで反応に関わるイオンを連続的に供給する噴流めっき装置を用い、卒論ではアルミニウム合金どうしの接合を行い161MPaの強度を記録した。現在は貴社のCFRPとアルミ二ウム合金を中心とした異種接合の高速化に取り組み、さらなる実用化を高めようとしている。
私が貴社を志望する理由は、自身の研究内容や経験をものづくりを通して人々の暮らしに還元したいからである。現在、研究で材料の接合にめっきを用いる新しい事に果敢に挑戦し、手を動かして実験、改善することに楽しさを感じた。さらに課外活動では新たにPR動画の作成を発案して仲間と協力して行い、結果的に入会者が増加したことで達成感を得た。これらの経験から学習した知識を「見える化」する、脱炭素社会の実現に貢献する材料を開発したいという夢を持つようになった。中でも貴社は新しい価値創造を通した社会貢献を目指しており、炭素繊維のシェアが世界一であるため脱炭素社会に大きく貢献する技術開発力があり、責任感が強いと感じた。そのため自身の強みに共感するとともに、貴社でこそ自身の夢を叶えられると考えている。本インターンシップでは社員の方々が大切にしている考えやスキルなどの生の声を聞き、入社後に活躍するための方策を学びたい。
私が貴社で行いたいことは、リサイクル可能で、かつコストの安いCFRPの開発である。志望動機に記載したが、私は自身の経験やスキルを活かして脱炭素社会の実現に貢献する材料開発を夢にしている。これまで大学の資源工学の授業でCFRPは分解が難しく、リサイクル率が低い事を学習した。実際に自身の研究でも、貴社のCFRPをめっき接合に用いた後は処分しておりもったいないと感じていた。そこで炭素繊維の形状や、容易に分解が可能なエポキシ樹脂の開発に携わり、リサイクル後も強度などの物性が損なわれないCFRPの開発に挑戦したいと考えている。炭素繊維で0から2000億円以上の売り上げを築いた実績のある地道な研究力と技術力を強みに持つ貴社こそ、自身の目標を実現できると考えている。このことが実現できれば航空だけなく、宇宙開発などの多様な分野で用いることができ、脱炭素社会の実現に大きく貢献できると考えている。
専門外の方にも分かるように記入した。また志望熱意を伝えた