- 2023年8月上旬
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提出締切時期 | 2023年7月上旬 |
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私は、将来的に製薬会社で活躍するにあたって、何事にも興味や疑問を持つ力が必要であると考えます。近年、医薬品市場は急速な変化を遂げています。その例として、AI技術を用いた医薬品の分子設計や、試薬生産におけるICT技術の利用など新たな技術の導入が挙げられます。まずこのような技術革新に対していち早く興味を持ち知識を取り入れることこそが、創薬の画期的なアイデアに繋がるのではないかと考えます。しかし、技術が凄まじい速度で進歩している現代であるからこそ、新たな技術や手法を何でも取り入れるのではなく、その有用性を客観的に評価したうえで判断する力が必要だと考えています。そのためには物事に対して疑問を抱き、批判的に見る力が不可欠です。また、既存の方法などに疑問を抱くことが新たな知見を得る手掛かりにもなるため、興味や疑問を常に持つ力が重要になると考えます。
製薬業界における課題として、以前より新薬の開発における難易度が高くなっている点が挙げられます。原因は2つあると考えます。1つ目は国による薬価制度の改正です。超高齢化社会となった日本では国民医療費の増加が問題となっていますが、その多くを薬剤費が占めています。この薬剤費を抑えるために薬価の引き下げや保険適用医薬品の見直しなど、製薬業界にとって厳しい改正が続いています。2つ目に、新薬開発に求められるコストの増加が挙げられます。今までの新薬開発では、低分子化合物を中心とした化学合成が主たるものでした。しかし近年、より研究開発費がかかるバイオ医薬品が発展していることなどもあり、医薬品の研究開発費が以前より大幅に増加しています。また一般的な疾病の治療薬が市場において飽和しつつあり、難病・希少疾患などの領域に新薬開発の余地が限られてきています。これも新薬開発の難易度を上げる要因の1つであると考えます。
日本新薬(株)について知っていること
貴社は1919年から100年間に渡って新薬の開発に取り組んできた企業であり、創業当初からモノづくりを大事にされている風土があります。その1つとして肺動脈性肺高血圧症の治療剤「ウプトラビ」の開発があり、低分子医薬品合成で培われた確かな創薬基盤があります。それに加えて、核酸医薬品や遺伝子治療、核酸DDS技術などを取り入れることで技術力を更に高め、難病・希少疾患の治療薬の開発にも注力されています。難病・希少疾患は患者数が少なく、治療薬開発に非常に高度な技術を求められるために医薬品開発が進まない傾向があります。しかし、貴社はたとえ患者数の少ない疾患であっても、病気に苦しむ患者さんのために、積極的に治療薬の開発に取り組む画期的な新薬を生み出しています。またRare Disease Dayに合わせて、難病・希少疾患への理解を深める啓発活動も行われています。このように、優れた創薬力を少数でも困っている患者さんのために活かし、1人1人に寄り添う貴社の姿勢に強く惹かれています。
本インターンの志望理由
私は本インターンを通じて貴社の職種における業務内容を深く理解し、貴社で働く上で必要なスキルを見極めたいと考えております。私は幼い頃に祖父を胃がんで亡くし、その頃から治療や薬について関心を持つようになりました。そして、現在の学部を選択し、医薬品について学び、研究活動に取り組むことで創薬に携わりたいという思いが増しました。しかしながら、私には実際に創薬の現場を目にする機会がなく研究に対する理解がまだ足りていません。そこで本インターンを通して、より詳細に業務内容を理解したいと考えております。また、現在第一線で活躍されている方のお話を伺うことで、貴社で必要とされる能力や社員の方々の働く上での思いを学びたいです。
志望度が高いことをアピールしたかったため、企業HPなどを読み込み医薬品業界とその中での当会社の立ち位置について考え、記入しました。