- 2018年11月
- 東京都
- 6日間
- 交通費支給あり
- 昼食支給あり
ES
私は現在、数学基礎論という分野の研究をしています。数学基礎論とは、集合論やモデル論、証明論といった数学自体を対象とした数学の一分野です。その中でも、無限の概念を理論に組み込んだ超準解析という分野を研究しています。
超準解析とは、本来複雑な議論を用いて考えなければならない無限小という数を組み込んだ論理体系を用いる手法であり、これにより主に解析学における重要な定理や性質などを簡単に考えることができます。
この分野を学び始めたのは学部四年生からで、これまで考えていた数の世界や概念を拡張して考え、新しい発見ができるという数学基礎論や超準解析に魅力を感じました。
今後は、現在解析学に対して行っている研究に加えて、他にもどのような分野で超準解析が用いられているかを学び、自分なりに他分野への応用について研究していけたらと考えています。
私が現在力を入れていることは、研究をするために数学基礎論の基礎を学ぶことです。
数学では本格的な研究を始めるまでの前提知識が多く、学部や修士課程ではなかなか自身の研究成果を出すことはできません。
その中でも数学基礎論は、解析・幾何・代数の知識も必要で、分野の基礎を始めることができるのは修士課程に入ってからになります。
現在は、日々の講義やゼミに加え、研究室の先輩方のゼミに参加し、同学年の友人たちと興味のある本を読むなど、主に数学基礎論の基礎を学んでいます。
また、大学院に入学した理由の一つとして、数学の魅力をもっと知り、他分野の人たちにも伝えることができるようになりたいというものがありました。
現段階では内容につまずくことも多く苦労していますが、より良い研究をすることにより数学の魅力を多く知ることができると信じ、研究室の友人たちと励ましあいながら日々勉強やゼミ等を頑張っています。
結論ファーストで書くこと。
伝えたい結論とそれに基づく体験に矛盾がないようにすること。