- 2021年9月下旬
- オンライン
- 3日間
ES
提出締切時期 | 2021年7月中旬 |
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私は将来「自動運転,ADASの開発に携わりたい」という夢がある.貴社は3月に,世界で初めてレベル3の自動運転システムを搭載した車を世に出した.レベル3の自動運転など,最先端の技術を開発している貴社で,最先端の技術を生み出す働き方を体験してみたいと思い本インターンシップを志望した.
私は小さい頃から車が好きだったこともあり,いつかは自動車の開発に携わりたいと考えていた.そんな中,車で友人と旅行に行った際,車の運転が苦手だから車で好きな場所に旅行に行くことができなかったという話を聞いた.その話を聞いたとき,もっと自動運転やADASが発展し普及していれば,運転が苦手だから好きな場所に行けないといった不満をなくすことができるのではないかと思い,「自動運転,ADASの開発に携わりたい」と考えるようになった.
このような考えから,自動運転技術をはじめ,数々の革新的な技術を生み出してきた貴社のインターンシップに参加したいと考えた.挑戦を大切にしている貴社のインターンシップに参加し,今後どのようなスキルや知識を身に付けていくべきかを学ぶとともに,私の知識やスキルがどのように生かせるか挑戦したい.
貴社の活動の中で最も思い入れのある活動はモータースポーツである.貴社は,長年にわたり,国内外のレースで結果を残し続けている.年々複雑になるレギュレーションの中で,結果を残し続けている貴社は,モータースポーツに対する情熱と,高い技術力を持つメーカーだと感じている.
また,貴社の創業者である本田宗一郎氏が「レースをしなけりゃクルマは良くならん。観衆の目前でシノギを削るレースこそ世界一になる道だ」という言葉を残している.性能を極限まで追求するモータースポーツで磨き上げた技術を,市販車にフィードバックすることで,クルマをより良いものにする.この精神は今も貴社に受け継がれていると感じている.
今後,燃費規制,カーボンニュートラルへの取り組みや,CASE革命など,一層の困難が自動車業界へと襲い掛かると思う.しかし,困難な目標にも果敢に挑戦する姿勢や,成績に裏付けられた高い技術力を持つ貴社であれば,困難を打破し,さらに飛躍していけると信じている.また,私も何事にも臆さず挑戦する姿勢や,高い技術力を身に付け,貴社で活躍できる技術者になりたいと考えている.
Hondaのインターンシップを通じて自身がどうなりたいかを教えてください。(500文字以内)
私は,貴社のインターンシップを通じて,得たいものが2つある.
1つは,複数人で1つのモノを作り上げるプロセスを経験することである.大学の研究は1人で行っているため,チームで協力して何かを成し遂げることはない.しかし,貴社で開発を行う際に,1人で取り組むことはないと思う.そのため,チームでの開発を経験することで,チームで取り組むことの重要性や,難しさを学び,技術者として働く上で,どのようなスキルや知識を身に着ける必要があるのか,イメージを明確にしたいと考えている.
もう1つは,貴社の文化や雰囲気を直に感じることで,貴社で働くイメージを明確にすることである.貴社にはHondaフィロソフィー,Hondaイズムという魅力的な文化があり,その中に,「ノープレー・ノーエラーを排せ」という言葉がある.技術開発というのは失敗の連続で,その失敗をいかに成功に繋げるかが大切だと考えている.私は,失敗を恐れずに,チャレンジし続けられる技術者でありたいと考えているため,この言葉が非常に魅力的に感じた.このような環境で働く体験を通じて,技術者としての姿勢や心意気を身に着けたいと考えている.
通信遅延を考慮した分散最適化アルゴリズムの提案とシミュレーションによる有効性の確認
分散最適化における通信遅延の影響について,理論的な解析とシミュレーションを行っている.機械学習や制御問題など多様な場面で利用されている最適化だが,問題の規模が大きくなるにつれて計算量が多くなり,1台のコンピュータで最適化問題を解くことが難しくなる.そこで,計算負荷の分散や効率化のため複数のコンピュータを用いる分散最適化が広く研究されている.
複数のコンピュータで計算を行うには,データを通信し合う必要がある.データを通信する際に,通信遅延が発生することがある.しかし,既存のほとんどの分散最適化アルゴリズムでは,通信遅延を考慮しておらず,通信遅延が発生した場合に,正しく最適化できないという課題がある.そこで,遅延して届いた情報をそのまま扱うのではなく,遅延を表す仮想的なコンピュータから情報が届いたかのようなモデルで考えた.その結果,通信遅延がない場合と同じ状況を実現でき,通信遅延が発生しても正しく最適化できるアルゴリズムを開発した.
現在はより多様な場面に適用できる分散最適化アルゴリズムの開発と,シミュレーションでの検証を目標に研究を行っている.
希望する実習コースにおいて、2つの力が役に立つと考えている。
1つは,今まで学んできた工学的なバックグラウンドである.私は電気工学専攻だが,研究に関しては最適化という情報工学分野の研究している.電気工学専攻でありながら,情報系の研究をしていることで,電気系の知識だけでなく,機械学習等の情報系の知識も身に付けることができた.この幅広い分野の知識は,本インターンシップでも役立つと考えている.
もう1つは「粘り強く,目標を達成するまでやり抜く力」である.この力は,卒業研究でのシミュレーション作成に活かされた.初めての本格的なプログラミングな上,参考にできるソースコードがなかったので,コーディングに苦労した.もっと簡単な状況設定でもいいと言われる中,一旦始めたものを投げ出したくないという思いから,このシミュレーションを完成させたいと考えた.最初に作成したソースコードでは,想定通りに動作しない部分が多かったが,徹底的に検証した結果,所望の動作を実現でき,無事に卒論としてまとめられた.
このように,困難に直面しても諦めず,目標を達成するまでやり抜く力は本インターンシップでも役立つと考えている.
自己紹介資料をパワーポイントで作成
冗長にならないよう気を付けた.