- 2019年1月中旬
- 東京都
- 1日間
- 交通費支給あり
- 昼食支給あり
ES
提出締切時期 | 2018年12月上旬 |
---|
私の専攻の化学工学とは,物質や材料を工業規模で生産するための学問です.具体的に学んでいるのは,物質やエネルギーの輸送に関する移動現象論や,反応器や反応の条件に関する反応工学,蒸留や乾燥に関する分離工学,プロセスや運転の最適化に関するプロセスシステム工学などです.
その中でも私は現在,反応工学研究室に所属しており,電気化学反応において水素と同時に有用な化成品を製造するプロセスの開発を行っています.電気分解における,水素製造と対になる電極での反応では酸素が生成しますが,この酸素は有効に利用されていません.この酸素が生成する反応を,工業的に有価な化成品が生成する反応に変えれば水素製造のコストが全体的に抑えられると考え,最も効率良く有価な化成品を得るための条件を検証しています.
上記テーマのブレイクスルーポイントは,「イオン交換膜により2つの電極をわけること」です.これまでは,片方の電極で生じる水素がもう片方の電極の表面に付着し,有効電極面積が小さくなり電気分解の進行を妨げるという問題点がありました.そこで,各電極のしきりとしてイオン交換膜を導入することで,水素が逆側の電極に付着することを防ぐとともに,電気分解をこれまで通り進行させることができると考えています.
また今後学ぼうとしていることは2つあります.
1つ目は「論理的思考法」です.他社のサマーインターンシップを通して,どのような仕事でも論理的思考力が求められ,上司や顧客を納得させるだけのロジカルな資料を作らなければならないと学びました.今後の研究生活や社会人になるための準備のために,論理的思考法を学び,実践していきたいと思っております.
2つ目は「プログラミング」です.今後プログラミングスキルは必須だと言えるため,研究と並行してプログラミングを学び,今より複雑なプログラミングができるようになりたいと思っております.
理系コースに応募する理由は2つあります.
1つ目は「すべての経済活動を支えている貴社の仕事を知りたいから」です.サッカーサークルで副キャプテンを務め,新しく考案した練習がサークル練習の基本として受け継がれていった経験から,私には「人々や社会の基盤となるものを提供したい」という夢があります.お客様を第一に考え,日本社会の発展に貢献する貴社の金融の仕事を肌で感じたいと思いました.
2つ目は「金融の世界において理系ならではの知識を活用できるフィールドを知りたいから」です.理系コースでは,基本的な金融知識の習得後、理系の知識を活かせる演習を体験できると伺いました.普段の研究生活であまり触れることのない金融といった分野で,自分が身に着けてきた知識・考え方がどのように活きるのかを肌で感じ,将来自分が働くイメージを具体的につかみたいと思いました.
"大学入学後に最も力を入れたことは,学部時に3人1組で化成品の製造プロセスを設計する研究です.
プロセスの設計は主に「化成品を生成する工程」と「化成品の純度を上げる工程」に分けられ,3人それぞれが役割分担をして,全体としてコストが最小になるようなプロセスを考案していきました.設計の後半で,考えていたプロセスでは利益が出ないという問題に気付きましたが,発表が近くプロセスフローを大きく変更できない状況でした.しかし,そこで妥協することなく3人でディスカッションする機会を増やしたり,先生や先輩にアドバイスを求めたりしました.その結果フローのボトルネックがパージ率であることを見つけ,変更を最小限に抑えつつ,利益を生み出すプロセスを設計することができました.この経験を通じて,チームで1つのプロジェクトに取り組み,締め切りがある状況で最善の結果を出すことの難しさとやりがいを感じることができました.
学部時に私が最も注力したのは,サッカーサークルの練習改革です.私たちは京都府社会人リーグ2部昇格を目標としており,限られた時間の中で効率よく練習する必要がありました.キャプテンとともに,練習の質と量の向上を検討しましたが,メンバー間で練習への意識の差を感じることもありました.そこで私は,人に応じた説得をし,全員が毎回能動的に練習に参加するよう促しました.結果2部昇格を果たすことができました.
結論ファースト,構造化