- 2018年8月
- 東京都
- 2週間以内
- 有給
- 交通費支給あり
ES
私は「遺伝子配列やアミノ酸配列を複数本用いて類似領域を発見し、比較する手法(アライメント)」について研究しています。この手法は異なる生物間で行うことで共通するある機能を判明させたり、生物の進化の過程を辿ることにも利用され、生命情報学において最重要とも言える技術です。
この手法は既に多くありますが、私の研究課題は既存の手法より「1. 精度が高い 2. 処理時間が短い」のいずれかを満たす新手法を考案することです。現段階では、既存の手法からアルゴリズムやアライメントに応用できる情報量の取得方法、そして情報科学だけでなく必要となる生物学などを学んでいます。今後は学部で培ったプログラミングの知識を用いて、立てたアルゴリズムをプログラム化することを目標としています。
私は「1. 学部で苦労してプログラミングの知識を取得したように困難に対し諦めずに取り組む 2. 研究内容のように新規のアイデアや技術を創出する」このような姿勢を貴社のエンジニアとして役立てたいと思います。
1つ目に関して、私は学部でプログラミングの学習時に今までで初めて勉強を苦痛に感じ、理解できないことに挫折を味わいました。そこで諦めるのではなく、勉強時間を1日で2時間以上自分で設けたり積極的に教授に質問することで苦手意識を克服し、むしろ得意意識を持ちました。さらに、学部3年時に7人1組で1つのプログラムを作るという課題では、チームを統括し仕事を割り振り、進捗のマネジメントもしました。
2つ目に関して、私の研究では実験はなく全てデスクで行い、アイデアが必要で成果は出にくいです。しかし何かを生み出そうとする姿勢は、研究に限らず「情報革命で人々を幸せに」と掲げる貴社でも活かすことができると思います。
以上のような姿勢を貴社のエンジニアとして役立てていきたいです。
私はアライメントの研究で確率を利用しました(アライメントの概要については1つ目の質問を参照)。2本のアミノ酸配列をアライメントすることをペアワイズアライメントと言います。単純にアミノ酸の一致不一致のみで2本の配列をアライメントすることもできますが、私の研究では、さらに確率を用いて精度を高めたものを取り扱いました。用いたのは「1. アミノ酸の変異のしやすさを確率を用いて考慮 2. 任意の位置のアミノ酸のペアから1つ隣のアミノ酸のペアへの推移確率を考慮」の2つです。
1に関して、これは既存の手法で存在し、様々なアライメント手法で用いられていますが、2に関して、これは新規の情報量の取得方法です。あるアミノ酸のペアから別のアミノ酸のペアへの推移確率を考慮するもので、既存のタンパク質のデータベースから取得してきます。
このように私の研究では確率を扱う場合が多く、今は隠れマルコフモデルという観測されるある状態から隠れたパラメータを推測する手法についても研究に生かすために勉強しています。
このように私の研究や大学の勉強では、プログラミングなどの計算機の知識だけでなく、数学的知識にも触れています。
ESでは文字制限がないので、多すぎず、かつ言いたいことは簡潔に伝える。
また、動画撮影があり、そこでは自己PRを述べた。