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提出締切時期 | 2023年6月下旬 |
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私が貴社のインターンシップに参加する目的は2つある。1つ目は損保アクチュアリーの実務内容の理解を深めるためである。商品開発部門・リスク管理部門・再保険部門・資産運用部門などの多くの部門での実務体験を通して、損保アクチュアリーの業務内容を深く理解できるのではないかと感じた。またこの体験を、自身が生保・損保・年金のどの分野でアクチュアリーとしてのキャリアを積むのかを考えるきっかけにしたいと考えている。2つ目は、貴社に対する理解を深めるためである。実際に働いている社員の方のお話を伺う事で、社員の方々の仕事への向き合い方や企業風土を学びたい。本インターンシップでの目標は、私がアクチュアリーとなる上で、必要不可欠な理論的枠組みを学ぶとともに、実践での知識の活用の仕方について体得したい。さらに、他の参加者との切礎琢磨を経て、自身に足りてない対人的素養について見つめ直す機会としたい。
私がアクチュアリーを目指す理由は、数学の素養を用いて社会に広く影響力を持って接することができると考えたためである。私は大学で数値流体力学という分野に取り組み、物理法則や数学的モデル、統計学を用いて流体の挙動を数値的に解析する手法を研究している。金融とは異なる領域を専攻しているが、本研究で用いた数学的手法や統計学的手法は、アクチュアリー業務である保険商品の設計や、リスク評価等へ広く応用が可能であると考えている。 また、私は人や社会への貢献度が直接目に見える仕事に強くやりがいを感じている。このためアクチュアリーは、自身の素養を活かせると同時に、社会のインフラとして人々の安心を守る保険業界保険のシステムの根幹を支える存在になれるため、自身に強くマッチした職種であると確信している。 私は今年度のアクチュアリー資格試験の数学を受験する予定であり、現在はこれに向けて確率・統計の復習を行っている。
自分の経験やスキルを明確に伝える内容を心掛けました。具体的な数学的解析スキルと自身の研究プロジェクトでの成功事例を示し、どのようにその経験がアクチュアリー業務に生かせるかを具体的に書きました。また、社の理念と自分のキャリア目標がどのように一致するかを強調しました。
面接
参加者 | 面接官:1名 学生:1名 |
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面接時間 | 30分 |
難易度 | 普通 |
雰囲気 | 普通 |
本インターンシップへの志望理由を教えてください,アクチュアリー試験についてどの程度知識がありますか,現在取得されている科目や今後の受験予定科目を教えてください.
現役で活躍されている社員様の専攻,アクチュアリーのキャリアパス
選考を振り返って
「研究内容を専門外に分かりやすく伝える能力」と感じました。専門的な知識を持つだけでなく、それを他分野の人々に対しても理解しやすい形で説明する能力が求められていたと思います。これにより、コミュニケーションスキルや理解力が評価されると感じました。
効果があった面接の練習方法は以下の3点です。「数をこなし、場馴れすること」、「自身の体験からアクチュアリーへ興味を持ったきっかけを分かりやすく話す練習をすること」、「自身の研究を専門外の人に伝える練習をすること」です。これらを実践することで、面接のスキルが向上しました。
自分で編み出したおすすめの面接テクニックは、「一貫性を持つこと」です。具体的には、まず過去にどのような経験(研究)をしたのかを明確に説明します。そして、その経験から今どのようなものに興味を持っているのかを述べ、自分の強みをどのように活かせるのかを示します。最後に、将来その強みをどのように使ってどのようになりたいのかを明確に伝えます。この一貫性を強めることが大切です。過去、現在、未来が一つのストーリーとして繋がっていることを示すことで、面接官に対して自己のビジョンや計画性を強く印象付けることができます。
開催時期 | 2023年8月上旬 |
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開催期間 | 4日間 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | オフィス |
職種 | アクチュアリー |
プログラムの内容 | グループワークあり,プレゼンあり,フィードバックあり |
このインターンで学べた業務内容 | アクチュアリー |
昼食支給(弁当/社食/外食など)
交通費を全額支給してもらった。
インターンシップの内容
主に保険リスク評価とプライシング戦略の最適化(サンプルデータを用いて保険料の算出方法を再考)
インターンシップの週の前半では、まずオリエンテーションに参加し、企業文化、業務内容、チームメンバーとのミーティングがありました。その後、担当するプロジェクトの概要を学び、具体的な業務体験を行いました。特に、使用するデータ分析ツール(Excel)の操作方法に重点を置いた説明が行われました。さらに、先輩インターンやメンターからのフィードバックを受けながら、初めての分析タスクに取り組み始めました。
後半では、アクチュアリーとしての将来の仕事内容に焦点を当てたワークショップに参加しました。このセッションでは、アクチュアリー社員の方々から数年後の業界の展望や新たなリスク評価手法について学びました。また、将来的に求められるスキルセットについての討論が行われ、AIとデータ分析技術の進化がアクチュアリーの仕事にどう影響するかについても議論しました。このワークショップは、現場での即戦力となるための洞察を深める良い機会でした。
インターンシップ参加によって志望度が下がった理由の一つは、アクチュアリー試験の存在とその試験の難易度、及び保険商品自体に対する興味の欠如です。アクチュアリー試験は専門的知識を深く要求するものであり、その準備過程が私には合わないと感じました。また、保険商品自体が抽象的で直接的な製品開発に欠けると感じ、自分の興味や情熱を引き出すことができませんでした。この経験から、より技術的な挑戦や具体的な製品開発に関わる業界への関心が高まりました。
東京一工,早慶が半々程度でした。また院生が7割以上を占めており、専攻で数学モデルを扱っていたり、プログラミングに長けている方々が多かったからです。
インターンを通じて学んだことは、世間的にはマイナーかもしれませんが、保険業界においてアクチュアリーが不可欠であり、今後さらに重要な役割を果たすポジションであるということです。特に、リスク評価や保険商品の価格設定において、アクチュアリーの専門知識が企業の経営に直結することを実感しました。また、保険業界の変化や新たなリスクに対応するため、アクチュアリーの重要性は今後ますます増していくと確信しました。
まず数学の基礎をしっかりと確認することが重要です。統計やリスク評価の理解が深まることで、インターン中の業務に役立ちます。また、自身の専門外の分野であっても積極的に参加する姿勢が大切です。異なる視点から学ぶことで、新たな知識やスキルが得られ、広い視野を持つことができます。
三井住友海上火災保険のインターンに参加した学生たちのインターン体験記は51件あります。
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