- 2020年1月上旬
- 東京都
- 3日間
- 交通費支給あり
ES
提出締切時期 | 2019年11月上旬 |
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ソニーの音楽事業が抱える2.為替リスクに着目し、今後どのような政策をとっていくべきかを述べていく。ソニーの音楽事業の割合は小さく複数事業を手掛ける自社への貢献度は低い。しかし今年10月30日の決算発表より、音楽事業の売上高の見通しは7月時点より大きな上方修正を見込んでいる。ストリーミングサービスの需要増、EMIミュージックの買収が大きな要因となっている。
音楽のパッケージ売上の減収が近年続く。対し、音楽ライブ市場は年々拡大し、それに付随する事業リスクも増大している。音楽ライブ、イベントを新興地域アジアで中心に行う上では為替リスクは最小限にしたい。提供サービスがライブという性質上、為替換算リスクより取引ごとの為替取引リスクを重点的に管理するべきである。なぜなら決済時による為替差損益は、実際のキャッシュフローに影響してくるからだ。理想的な対策法は、デリバティブの活用によりライブ開催費用は円高傾向に、ライブ収益は円安傾向に行う、費用の最小化、収益の最大化を図ることだ。
音楽ライブの市場拡大を見込み、親日国が多いアジア圏への進出は早期かつ積極的に進めるべきであると考える。
財務部のインターンであるため、ソニーの財務諸表上の数字が意図していることをくみ取り、自分の知識と学習経験を絡めて書いた。為替リスクについては、学校では習わない内容も多かったため、会計コンサルの戦略をインターネット上で徹底的に理解した上で仕上げた。