- 2021年8月中旬
- オンライン
- 1日間
ES
提出締切時期 | 2021年6月中旬 |
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私は一科学者として大人になるためには、新たな知識を得ることや周囲とアイデアを共有することにより、「刺激」を得ることが重要だと考えています。私は化学専攻ですが、化学だけでなく物性物理や電磁気学の分野も学ぶことが出来る融合領域に所属しており、授業や研究室内勉強会で全く新しい「刺激」を得ることで化学の知識だけでは理解することのできなかった考えを得ることができました。貴社のインターンシップの中でも、興味の湧く分野で異分野の洗練された学生や社員さまとアイデアを共有することでお互いにこれまでにない「刺激」を得ることができ、お互いがより多角的な視野を持ってこれからの研究開発に取り組むことが出来るようになると考えているためです。また、数あるコースの中でも特に、光学設計コースを熱望しています。なぜなら、私の研究ではレンズやEM-CCDカメラを一年間毎日使用しており、レンズを通過する光やその光による物体の映し出され方について考えることが多く、自分の研究目的だけでなく、研究手法にも興味を持つようになったためです。
スマートフォンの成長に注目してます。高い写真撮影機能を持ったスマートフォンが開発されてきており、スマートフォンの第二次成長期ともいえるかと思えます。例えばXperia 1 3は世界初の可変式望遠レンズを搭載しているだけではなく、低照度撮影やハイブリッド手ブレ補正など魅力に溢れてます。どのようなアプローチによって高い写真撮影機能を達成することが出来たのかと今後の成長も目が離せないです。
Pythonは学部生での授業で用いました。R, MATLABは他研究室のお手伝いで少し使っただけなので使用期間は2週間といったところです。また、これからの社会において、プログラミングが必要不可欠となってくると考えているため、4月から研究室の仲間とPythonでのプログラミングを再度勉強し始めました。
オシロスコープ、fsパルスレーザー、光学顕微鏡、EM-CCDカメラ、動的光散乱法による粒径分布測定、分光光度計、卓上型光表面処理装置、チラー、IRカメラ、Igor Proソフトによるデータ解析用マクロ構築
私がもっとも力を入れて学んでいるテーマは光ピンセットです。光ピンセットとはLASERを物体に照射した時に光が物体に与える力である、光圧というものを用いて物体を操作する方法のことで、初めて光圧を利用して粒子を操作する技術を開発したアーサーアシュキンはこの功績で2018年にノーベル物理学賞を受賞しています。光圧は10^-15~12ニュートンスケールの極小な力学測定を非接触で行えるため、生体内に存在するナノ粒子の力学測定に用いられております。また、特定の化合物であったり、同じ化合物でも形状の異なる化合物のみを生体内で輸送することも実証されております。生体化学のほかには、微小電子機械システムへの応用が期待されていますが、光圧によるミクロ機械運動の繊細な制御が困難であるといった問題点あり、実用化に向けて研究がなされています。LASERの技術が開発されてからまだ50年程度しか経っておらず、まだまだ学問的な伸びしろがあるため、この先より広い分野での応用に注目されています。
私は光圧を用いた微粒子のミクロ機械運動を実現し、その運動評価を目的として研究しています。上述のように、光圧を用いた光操作は非破壊非接触に微小物体を操作することが出来るため、微小電子機械システムへの応用が期待されていますが、ミクロ機械運動の繊細な制御が困難であることが問題点です。この原因として、光圧の大きさとミクロ機械運動の様子を関連付けた研究を行っている人がいないことが挙げられます。そこで私は、光圧とミクロ機械運動の関係性の理論式からのズレやその要因についての基礎研究を行うことで、将来的に、光駆動型の微小電子機械システム開発に一歩近づく手助けをしようと思っております。また、微粒子のミクロ機械運動の実現方法に関しても、これまでにない分子の励起状態の光吸収による光圧を用いた光操作を行うことで、新たな光ピンセットの手法開発にも尽力しています。最後に、ミクロ機械運動の評価のために微粒子挙動のシミュレーションと連続した蛍光像を対象に二次元ガウス関数フィッティングによって、必要なパラメータを出力するマクロも作成しました。このように、実験データの取得と解析の両方の重きを置いた研究を行っております。
私の学科では3年次で一年かけて有機化学、無機化学、物理化学、化学工学の実験を毎日行います。これが学部生で初めての専門的な化学実験で、実際に実験操作を実践することによって留意する点や理にかなった操作を学びます。いわば、目的物や目的のデータを意図した質で得るために必要な操作を経験します。また、実験操作を学ぶだけではなく毎週のレポート作成と提出によってその操作の有用性や反応の追跡を論じます。私はこの実験漬けの一年でレポート作成に力を入れて実験を振り返り深く考察することで、化学者としての各段なスキルアップを図り、毎週提出するレポートのために担当教授が推奨している文献からそうでない文献も併せて少なくとも2,3の参考文献で同一の分野を学ぶことによってその分野を正しく理解してからレポートで自由に自分の考えを述べることが出来ました。このように、コンスタントに人一倍レポートに注力していたことが功を奏し、毎年2人しかもらえない実験で最高評価を得ることが出来ました。
多角的に学びたいという意欲を伝える事