-
設問:テルモのインターンシップに応募した目的と,インターンシップを通して学びたいことについて教えて下さい(400)
私は大学で医用工学について学んでおり、医療機器業界に興味があります。将来は患者が病気の手術・治療をする際に、痛みやストレスを最小限に抑えることができるような医療機器を開発・設計したいと考えています。貴
社は体温計や注射器などの医療用品をはじめ、カテーテルなどの低侵襲医療においてグローバルに事業展開しています。私の夢である痛みやストレスを最小限に抑えることができる医療機器を開発している貴社のインターンシップに参加し、貴社について深く知りたいと考えています。そして、私の専門分野である医用工学と電気電子工学の知識を生かして、インターンシップでの課題に挑戦し、医療業界で働く将来像を膨らませたいと考えています。また、長年に渡り技術を進化し続けている貴社のインターンシップを通して、今の自分の現状と課題を認識し貴社における医療機器技術者としての姿勢や必要な考え方を学びたいと考えております。
-
設問:現在の研究内容(研究室配属前の方は力を入れた分野)について教えて下さい(400)
私は心臓ペースメーカ等の体内埋め込み機器への無線電力伝送の研究を行っています。従来のペースメーカは電力源に一次電池を用いており、電池交換のため10年くらいで再び開胸手術をしなくてはなりません。これは患
者にとって非常に負担がかかってしまいます。この問題を解決するため、送受信回路の共振周波数を一致させることで長距離伝送を可能とする磁界共鳴方式を用いて体外から電力を供給する研究を行っています。先行研究より、生体環境下においてコイルの特性が変化し自己共振してしまうことで、共振周波数がずれや伝送効率が低下してしまうといった問題点がありました。そこで、自己共振後のコイルはコンデンサの役割を担うということを利用し、新たに受信回路にチップコイルを搭載することで、自己共振周波数よりも高い周波数帯域において回路全体で共振させる回路を設計し、共振周波数のずれや伝送効率の向上を目的とし回路の開発を行っています。
-
設問:これまでに最も打ち込んだことについて教えて下さい(400)
私がこれまでに最も打ち込んだことは、タイで1ヶ月間インターンシップに参加したことです。近年グローバル化が進む中、言語も文化も違う環境で自分がどれだけ通用するのか学生の間に体験できるのは良い機会だと思い
ました。インターンシップ先では、配電盤の設計を行っている部署で業務を行いました。最初は設計図の翻訳を行なっていたのですが、担当の方にお願いをして設計の業務を任せてもらいました。実際に設計を行ったものが製品に使われ、会社に貢献できた時に非常にやりがいを感じました。また、お互いに母国語ではない英語での会話は、業務を行う上で大変苦労しました。そこで、発音の特徴を理解するため、自ら積極的にコミュニケーションを取りました。その結果、話しかけてもらう機会も増え、休日に遊びに連れて行ってもらえる仲になりました。この経験から、自ら積極的に行動することで、自信にもつながり予想以上の成果が出ることを学びました。